ソフィアの野草有効利用法(5):自然の防虫・ハーブや野草

《自然の防虫・ハーブや野草》

 

「子供の頃から。農家に実態を身近に見て育ったので、無農薬 有機栽培 については、懐疑的に成らざるを得ません。

しかし、それに拘っていては、都会での生活は出来ません。

いつだったか話したと思いますが、大学の同級生でニチレイの製造本部長をやってる人物がいました。

当時テレビでも報道されたのですが、中国か輸入の冷凍ホウレンソウに、食品衛生法で認められている農薬が見つかった事がありました。

彼の指示で畑から搬入される原料はトラック毎に、残留農薬をチェックする体制で管理していたので本件は随分ショックだったようで。

対策として米国産に切り替えを考え米国に出張、そこで判明したのは、発覚した中国産以上の残留農薬。

米国への産地切り替えを諦め、少々コストが高く成ってもやむなしと腹を括って、北海道の農場に飛び、候補地を調査。

通常国産品は余り検査を受ける機会が有りませんが、友人の話しでは、ショックな結果がでて

こんな事なら、元の中国で管理体制を強化して生産するのがベストと考えて、結局中国での生産に逆戻りして、今日に至っています。

 

ハーブ類に虫がつかない話ですが、その通りです。

香りの強い物には虫が寄り付きません、香りの強い野菜、例えば「菊菜」には虫が寄り付きません。

花壇でもハーブ系を植えていると虫除け 蚊除けになります、マリーゴールドは花から独特の強い香りを放出し、根っこからも分泌するので、イトミミズ系等の土壌中の虫も寄せ付けないので、虫対策を目的に植えつけする人もいますよ。

養殖のブラックタイガー海老は、抗生物質を含む飼料を与えていますが、池上げの2週間前にこの薬を使用停止。

綺麗に海老の体内から抗生物質は消え去ります。農薬は濃度が問題ですが、抗生物質は濃度が薄くとも、含有している事自体が問題で輸入検査で差し止められます。」

(以上の文は、山仲春男氏のコメントより抜粋させて頂きました。)

*追記

「虫除けハーブの件ですが。

この種の効果が期待出来る植物は「コンパニオンプランツ」と言われ、根から独特の物質を分布し、これと一緒に植えると、病虫害の繁殖を抑え、植物の根を侵す線虫被害を防ぐ効果がある様です。マリーゴールドは、コンパニオンプランツとして、植えている人が多いですね。」

(山仲春男:元神戸植物検疫協会会長・元全国植物検疫協会副会長:(兼務)元大手商社 食料部長=食品部長 兼 穀物部長)

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山仲様から頂いたメール文がとてもすばらしく、参考になりましたのでそれを投稿文として使用させて頂きました。

本文ご確認後、追記として新たにコメントも頂けました。深謝!

ソフィア

写真:松村隆太郎氏撮影「ツマグロヒョウモン&マリーゴールド」(「ハイム蝶百科図鑑」より)

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