野草図鑑103~シャガ

シャガ
科 目 アヤメ科
生 活 多年草
花 期 4 - 5月
花 色 白っぽい紫
草 丈 30~60㎝
場 所 低地・人里近くの湿った森林の林床に普通に見られる
シャガ(射干 著莪 胡蝶花 Iris japonica)は、アヤメ科アヤメ属の多年草。草丈は30~60センチほどで、葉はアヤメの仲間には珍しく常緑越冬性で、剣形の単面葉(葉が中肋で二つに折りたたまれ、両面葉裏となる葉の形状)は地面からやわらかく扇状にひろがって垂れ下がる。
4~5月ごろ、アヤメの仲間では最も早く、直径5センチほどの一日花を数多くつける。低地・人里近くの湿った森林の林床に普通に見られるが、染色体は三倍体で、不稔性で種子を作らない。そのかわり、横に長く這う地下茎から細いストロン(匍匐枝)を出しその先に新芽を作って旺盛に増えていく。このためヒガンバナなどと同様に、しばしば一面の大群落を作る。京都府綾部市の大群落は特に見事で有名。

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