野草図鑑105~シロバナタンポポ

シロバナタンポポ
科 目 キク科
生 活 多年草
花 期 2-5月
花 色
草 丈 30㎝
場 所 河川敷や道端など住宅地にも自生
シロバナタンポポはキク科の多年草で、その名のとおり白い花を咲かせる二ホンタンポポ。二ホンタンポポというのは、在来種(=日本にもともと生えているタンポポ)のことで、数は減っていますが約10種類以上存在している。シロバナタンポポはそのうちの一種ということになる。

タンポポと聞くと、一般的には黄色い花を思い浮かぶが、それはセイヨウタンポポとよばれる外来種のことで、公園や草むらでよく目にするのはセイヨウタンポポであることが大半。ちなみに、白い花が咲く珍しいタンポポは二ホンタンポポだけ。

2月 - 5月にかけて白い花をつける。頭花(花に見える部分全体)のサイズは直径3.5 - 4.5cmほどになる。白く見える部分は舌状花(頭花を作る1つ1つの小さな花)の花冠(「花びら」に見える部分)で、中央の花柱部は黄色である。

シロバナタンポポの大きな特徴として、舌状花と呼ばれる「花びらに見える部分」が白く、また、ひとつの頭花につく舌状花は約100個ほどで、他のタンポポの品種に比べて少なめ。花の大きさは直径約4cm程度になり、花茎は30cm前後の高さに成長する。

タンポポは根まで食べることができ、漢方薬としても使われている。タンポポコーヒーやタンポポティーは有名。

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