野草図鑑185~オオアレチノギク

オオアレチノギク
科 目  キク科
生 活  2年草
花 期  7~10月
花 色  白
草 丈  100~200㎝
場 所  荒れ地、道端など明るく開けた土地ならどこでも
大群落をつくるけれど花はとても控えめ!
1981年に確認された熱帯アメリカ原産の帰化植物。秋に芽生え、ロゼットで越冬する。夏には1.5-2m程度まで生長し、茎の上部に多数の花をつける。葉は両面に短毛が寝て生え、根生葉は浅い鋸歯のある細長い倒披針形、茎葉は鋸歯がほとんどなく細長い披針形である。花は徳利型の頭状花で、長さ5mm程度。舌状花は目立たず花弁がない花に見える。果実は痩果で薄茶色の冠毛をつける(写真参照)。同属のアレチノギクに似るが、当種のほうが背が高く、主茎が長い。また、頭花の形状がずんぐりしたたる型であることで区別がつく。ヒメムカシヨモギもよく似ているが、オオアレチノギクは灰緑色であるのに対して、ヒメムカシヨモギは黄緑色であることで区別できる。

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