野草図鑑237~メマツヨイグサ
メマツヨイグサ | ||
科 目 | アカバナ科 | |
生 活 | 越年草 | |
花 期 | 6~9月 | |
花 色 | 黄 | |
草 丈 | 50~150㎝ | |
場 所 | 河原や空き地、道端など | |
北アメリカ原産で、欧州や南半球でも生育する。日本では明治時代に確認された帰化植物。河原から空き地、何処でも生える。背も高くなり、黄色い花は比較的昼間まで咲いていることが多いのでよく目につく。花は萎れても赤くならない。
漢字では雌待宵草。花弁と花弁の間に隙間のあるものをアレチマツヨイグサと呼ぶ場合もある。メマツヨイグサより花が小さく、早咲型である。 アメリカ原住民は、植物全体を傷に、根を痔に、葉は軽症の傷や、消化器の不良、咽喉の痛みに使った。今日ではその油が、月見草油(evening primrose oil)として利用され、湿疹、関節リウマチ、月経前症候群、更年期症状に利用されているが、ほとんどの健康状態に関しての科学的証拠が十分ではなく、湿疹では役に立たないと考えられる。乳がんに効くのではと取り上げられたこともあった。油は、ほとんどの人に安全である。月見草油にはγ-リノレン酸が含まれる。 |