野草図鑑108~スズメノカタビラ

スズメノカタビラ
科 目 イネ科
生 活 一年草、越年草
花 期 4〜10月
花 色
草 丈 10〜30㎝
場 所 路傍や人家の周辺、空き地、畑地、果樹園などに生育し、群生する。
人家の近くでよくみられる高さ10~30cmになる一年草または越年草。全体にやわらかく、茎は株立ちとなる。葉は互生する単葉で、長さ4~10cm、幅0.3cmほどの線形となる。

長さ4~5cmの円錐状の花序を出し、淡緑色で卵形の小穂を多数つける。第2包穎は菱形で、縁が急に曲がって見える。護穎の脈上の毛は少ない。
花序の枝はやや太くて平滑で、小穂の柄はわずかにざらつくことがある。

スズメノカタビラを漢字表記すると「雀の帷子」となり、帷子とは着物(夏に着る単衣の着物)のことを表している。その名のとおり、小さな穂がたくさん集まった様子がスズメの着物に見立てられたことから「スズメノカタビラ」と名付けられた。

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