今日の散歩道(2024/05/02):ユリノキ(百合の樹)

すっきりとした五月晴れ、我が家横の街路樹に、心地よい風が吹き抜けています。

5~6cm位の黄色がかった、お椀の様な花を付けていますが、高い木の上で、枝葉の繁った間に数少ない花を咲かせ、香りも少ないので、頭上

の花に気づきにくく、僕も花を知ったのは近年になってからでした。

普段のガラ携帯での撮影は難しいので、バードウォッチング用のカメラで撮影しました。

この木は、米国北東部が原産地,モクレン科の落葉樹で成長すると30m以上の巨木に育ち、昔インディアンはこの材で、カヌーを作っていたそうで、

花の形が似ているので、現地では「tulip tree」と、呼ばれるとか。

日本への移入は明治初期、皇太子時代の大正天皇が、日本に移入された最初の木を目にして、花姿から「ユリノキ」と、命名したとの説も有ります。

日本での最大の巨木は、北大植物園にあります、直径1m余り、高さ30mのサイズで、初代植物園長の宮部金吾が留学先の米国から持ち帰った種子から育ったと伝わっ

ています。

ユリノ木の街路樹が地元にあれば、上を見上げてこの珍しい花を確認してみてはいかが。

 

山仲春男

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