野草図鑑72~アカザ

アカザ
科目 アカザ科
生活 1年草
花期 9 - 10月
花色 黄緑色、緑白色
草丈 100㎝
場所 畑の縁や空地などに多い
特徴 新芽の赤いのがアカザで、白いのがシロザとよんでいる。地方により、アカジャ、センベグサともよばれている。英語では、ニワトリのえさにするため Fat Henhen は雌鶏の意)などと呼ばれる。中国植物名(漢名)は、藜(れい)とよぶ。

一年生の草本。茎は、直立して縦にすじがあり、秋には木質化する。葉は、菱状卵型で赤紫色または白い粉をつけたように見える。

花は、茎の先が枝分かれして、葉腋や枝先に黄緑色から緑白色の小花を穂状に密につけ、平たい円形の果実がつく。花には花弁がなく、花被片は5個ある。果実期の果穂は赤みを帯びる。果実は胞果で、花が終わった後に閉じた萼片(花被)に包まれ、五角形に見える。

生長が早く、高さ1m程度に達し[5]、特に窒素分の多い土地にはよく育つ。風媒花であるため花粉が飛散しやすく、アレルギーの原因になる。

アカザの葉を食草とする昆虫にカメノコハムシ(ハムシ科)がおり、食痕のある葉を裏返してみると、扁平な成虫や、三葉虫を髣髴とさせる形態の幼虫がよく見られる。

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