野草図鑑102~ジシバリ

ジシバリ
科 目 キク科
生 活 多年草
花 期 4~6月
花 色
草 丈 8〜15㎝
場 所 山野の日当たりの良いところに生える。乾いた土地に咲いている。
和名の「ジシバリ」は、細い茎が地面を這って、茎のところどころから根を出して育つ様子が、まるで「地面を縛っている」ように見えることが由来している。そして、別名「イワニガナ」の”イワ”の部分は、乾燥した岩だらけの場所でも生える頑丈さをあらわし、後半の”ニガナ”は、ジシバリの茎を切ったときに出る乳白色の汁が「苦い」ことから付いたとされている。

特徴は、一見するとタンポポのような黄色い花だが、葉の形がタンポポのようなギザギザ状ではなく、薄く、長い柄があること。葉の長さも0.9〜3センチほどあり、小さく丸い形をしていることから、タンポポとは違う花だということが、素人でも分かる。

ジシバリに似た花に”オオジシバリ”という花がある。オオジシバリはジシバリの一種で、花や葉の大きさがジシバリよりもひと回り大きいことから、その名がついた。葉の形は楕円形で細長く、花の大きさは約3センチほど。開花期は4〜5月。オオジシバリは湿った大地を好むため、田んぼのあぜ道や湿気の多い道端をよく観察していると、簡単に見つけることができる。

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