ソフィアの野草有効利用法(15):キャッツクローの効果・効能

「キャッツクローの効果・効能」

杉本知瑛子(1997,文・美(音楽)

キャッツクローは、中南米・アマゾン川流域の原産で、アカネ科カギカズラ属の大型ツル植物です。

英語で表記すると「Cat’s Claw」で、直訳すると「猫の爪」となります。この言葉通り、葉の付け根に棘のような突起物が丸まって爪のように見えるのです。この植物の成分の中に、身体の免疫メカニズムを改善する力があることが分かってきたのです。葉の付け根に猫のツメのようなトゲが付いていることから、この名前が付けられました。

リウマチや赤痢、胃潰瘍やがんなど様々な疾患に使用されました。原産は南米ペルー高地で、熱帯雨林アマゾンに生息している植物なのです。ペルーの独特な土壌と気候で育った、パワーのある植物として知られています。インカ帝国の時代から万病に効く植物として、地元では長く愛用されていました。オーストリアでは、リウマチに効果があると認定されて、リウマチ処方薬にも利用されています。

近年では研究が進み、免疫向上作用や抗炎症作用が科学的にも実証されつつあります。
特にリウマチや関節炎など激しい痛みを伴う炎症に用いられます。

その確かな効能は、WHO(世界保健機関)が「副作用の少ない抗炎症剤」と認定するに至っています。

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(参考)

キャッツクローは、当時から鎮痛作用抗炎症作用免疫改善作用に優れていることが知られていたので、関節痛リウマチだけでなく、神経痛潰瘍、そして免疫不全症などの治療に利用されてきました。

膠原病(こうげんびょう)という病名を一度は聞いたことがあるはずです。関節の腫れやこわばり、痛みを伴い、風邪のように発熱したリ疲労感と筋力の低下、皮膚に紅斑ができたりする難病です。節々が痛くて、気力も失せてしまうのです。この主な原因は、免疫バランスに異常が起こり、自分自身の細胞を攻撃してしまうためで、これを「自己免疫反応」と言います。代表的な症状が、関節リウマチです。

キャッツクローは、免疫改善作用に優れているので、自分の身体の免疫バランスを調整して自己免疫反応を抑制することができるのです。関節痛やリウマチの症状を改善できる人気の植物なのです。

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ところで、キャッツクローという名前をご存知でしょうか?何も知らなければ、そのまま日本語で「猫の爪」と解釈してしまいそうですが、実は植物名なのです。
南米のアマゾン地域で自生しており、蔦を持つ植物です。この蔦の葉の付け根のとげが猫の爪の形に似たフック状であることから名前が由来しています。

南米ではインカ帝国の時代から薬用として飲まれていました。利用法として、止血剤、血液浄化などに使われていたという記録も残っています。

 

◎キャッツクローの免疫強化作用

キャッツクローの樹皮に含まれている主な成分はアルカロイドです。このアルカロイドは植物にとって、虫などの外敵から身を守る役割を果たしています。

人間の体に対しても同様で、免疫力を上げてくれ、病気にかかりにくくなります。キャッツクローの免疫力は人体の免疫機能を最大50%向上させる、という研究報告もあります。その理由として、アルカロイドによってリンパ球の動きが活発になり、ウイルスに抵抗する抗体を作るよう促されるからです。

◎キャッツクローで抗ガン特性

アルカロイドは免疫力を高めてくれますが、逆に言うのであれば、何かを死滅させる毒性のあるものでもあります。この毒性を利用してガン細胞の増殖を防いでくれます。アルカロイドが免疫を刺激することで、マクロファージと呼ばれる体内の免疫組織の増加を促すことによります。

日本人の病死の原因のトップはガンです。あなたも将来かかる可能性があると言えます。キャッツクローを摂取し続ければ、病気にかかる可能性を低められるでしょう。

◎キャッツクローで抗リュウマチ特性

リュウマチはウイルスから体を守る免疫が何らかの異常により、通常通りに働かなくなることによっておこります。免疫の誤作動によって、本来、関節を守ってくれる体の組織や骨を誤って攻撃されてしまうのです。

手足の関節がうまく動かせなくなり、日常生活に支障をきたす上、原因が明確に分からないやっかいな症状と言えます。
キャッツクローに含まれるアルカロイドは体の組織や細胞の炎症を抑制する作用もあるので、リュウマチの治療薬の一つとして使用されています。

◎キャッツクローが抗胃腸炎作用効果も?

胃腸炎は文字通り、胃と腸における炎症です。下痢や嘔吐など聞くだけでつらい症状が出ます。原因はウイルスの感染によるケースがほとんどです。体の免疫力が弱いときは特にウイルスに感染しやすいです。キャッツクローを摂取することで、免疫力が高まるので胃腸炎にかかりにくくなります。

また、キャッツクローにはポリフェノールの一種であるカテキンも含まれています。カテキンは緑茶などに含まれていて、風邪予防などに効果的というのは有名ですね。殺菌作用はビタミンEの50倍と言われており、胃と腸を攻撃するウイルスに抵抗してくれるのです。

◎その他、体に起こる様々な炎症への抗炎作用

リュウマチも炎症の一種、「関節炎」でありますが、人間の体には他にも様々な炎症がおこりえます。それは鼻炎、腸炎、口内炎、皮膚炎などです。キャッツクローには、キノビック酸グルコシドという成分もあります。

樹皮と根に含まれている成分で、優れた抗炎作用のある植物性物質として認識されており、炎症を抑制してくれます。
また、キノビック酸とは別に、自然治癒力を高めてくれる植物性ステロールという成分も炎症の抑制を助けてくれます。

◎女性に嬉しい美肌効果

キャッツクローの成分で注目され始めているのが、CAEs(カルボキシアルキルエステル)という成分です。CAEsには、紫外線などによってダメージを受けた肌のDNAを修復してくれる働きがあります。よって、美しく若々しい肌のキープを期待できるのです。

また、前述のアルカロイドには、免疫強化のみならず血行を良くするよう働きかける作用があります。美肌キープには、肌をリカバリーさせる栄養と酸素が含まれた血液の巡りが必要です。血行改善により、傷んだ肌に充分な栄養がわたり、美肌効果を期待できます。

副作用が少なく、内臓に負担がかかりにくいため治療薬の補助として使われておりますが、他にも血圧を下げる効果や女性ホルモンを調整する働きがあります。よって低血圧の方や妊娠中の方は使用を避けましょう。最近病気にかかりやすくなったと感じたとき、免疫力を強めるために一度試してみてはいかがでしょうか。そういう私も実は最近漢方薬局からキャッツクローの粉末を手に入れ飲用しています。

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*キャッツクローの効能と気を付けたい副作用

キャッツクローは、アマゾンンのジャングルに自生している植物で、先住民であるインディオはキャッツクローの樹液を飲んだり、樹皮を煎じてお茶にして、手足の関節炎や神経痛、神経リウマチの特効薬として使ってきました。

そのキャッツクローの根から6つのアルカロイドが発見され、免疫力を高め細菌やウイルスを撃退する働きがある事がわかり、1994年にはWHOから副作用が少ない抗炎症剤として認められた、キャッツクロー栽培が行われるようになりました。

1 キャッツクローに含まれるアルカロイドとは?

アルカロイドというのは、チッソが入っている有機化合物のうち、アミノ酸やペプチド、たんぱく質、核酸などの大部分を除いた化合物の総称で、多くは毒性や特殊な薬理効果を持っており、モルフィン・コカイン・キニーネなどの種類があります。

キャッツクローに含まれているアルカロイド

  • イソテロボディン
  • テロボディン
  • イソミトラフィリン
  • ミトラフィリン
  • イソリンコフィリン
  • リンコフィリン

イソテロボディンとテロボディンはどちらも免疫機能を正常にする働きがあり、イソテロボディンはキャッツクローにだけ含まれるアルカロイドです。

2 キャッツクローに含まれる細菌の繁殖を防ぐアルカロイド

キャッツクローに含まれるテロボディンとイソミトラフィリンには、マクロファージの貪食作用があります。

マクロファージというのは白血球の一つで、侵入してきた細菌やウイルスと戦い、感染を防ぐ役割をしてくれます。

またミトラフィリンに利尿作用が、リンコフィリンやイソリンコフィリンには血管を拡張する効果があります。

これらのアルカロイドが力を合わせて自己免疫機能を高め、炎症の原因となる原因物質を取り除き、痛みから解放してくれるのです。

3 キャッツクローに含まれるトリテルペンは最強の抗炎症剤

トリテルペンとは植物に含まれる精油成分で、頭をリラックスさせたり血圧を下げる効果があります。

このトリテルペンには、抗酸化作用、抗炎症作用、抗腫瘍作用、抗アレルギー作用があります。

キャッツクローに含まれるトリテルペンは、キャッツクローの樹皮と根に含まれており、植物性の化学物質の中では、最も抗炎作用があることからリウマチや関節痛の緩和にも使われています。

4 キャッツクローに含まれる植物ステロールの自然治癒力

肉や魚に含まれているステロールをコレステロールと呼び、中でも植物に含まれているものは植物ステロールと呼びます。

キャッツクローに含まれる植物ステロールには、コレステロール値を下げたり、排尿改善をする効果の他に、自然治癒力を高めて炎症を抑える効果があります。

5 キャッツクローに含まれるポリフェノールの抗酸化作用

ポリフェノールといえばワインを思い浮かべる人も多いでしょうか?

これは原料であるぶどうに含まれるポリフェールはやアントシアニンという紫の色素成分で、抗酸化作用で眼病予防や高脂血症の予防に効果があります。

キャッツクローに含まれているポリフェノールは、樹皮や種に含まれる苦み成分のプロアントシアニジンで、抗アレルギー、抗腫瘍、抗潰瘍、抗炎症の効果があります。

さらにキャッツクローから抽出されたACー11という成分は、壊れてしまったDNAを作り直してしまう働きがあるので、シワや美白効果、アンチエイジング対策への応用も期待されています。

6 キャッツクローの効果と副作用

キャッツクローは免疫力を高め、抗炎症作用が強いため、脳卒中・脳梗塞のような重い病気から、関節痛やリウマチなどのようなものまで、幅広い効果が期待できます。

キャッツクローは、「つる(蔓)」を煎じて飲むのが一番良いのですが、日本では手に入らないためサプリメントで飲むのが一般的です。

ただ、気を付けていただきたいのが、必ずペルー産のキャッツクローサプリメントを購入して飲むという点です!

なぜなら、ペルー産以外のキャッツクローには、6種類のアルカロイドがほとんど含まれておらず、効果が期待できないものがあるためです。

そしてキャッツクローサプリメントを飲む上で心配な点が、何といっても副作用です。

キャッツクローの副作用として確認されているのは、まれですが頭痛や吐き気を訴える人がいること、そして血圧を低下させる効果があるため、人によっては低血圧になる可能性がある点です。

そして妊娠中や授乳中の方に対するデータが不足しているため、該当する方は避ける方が良いでしょう。

実際にキャッツクローを飲み始めて一か月ほど経過すると、一時的にリウマチや腰痛の症状が悪化したように見えますが、これはキャッツクローの免疫を高める作用が活発になるためです。

体に蓄積されている有害な物質が排出されて起こる好転反応による症状ですが、気になる場合は一次的に服用をストップし、症状が改善したらまた飲むと良いでしょう。

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はるか昔から伝わるインカの恵みであるキャッツクローの正体は、自己免疫力を高めて、痛みを軽減してくれるアルカロイドを含む植物でした。

実際に服用して効果の出る方がいる一方で、副作用が出る場合もあるため、キャッツクローを服用する場合には、医師に指示を仰ぐようにしてください。

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