今日の散歩道(2023/01/07)~アルジェリアンアイリス

アレッ? 庭石の草むらの中に咲く花を目にして、違和感を感じ思わず足を止めて仕舞いました。

草丈は低いけれど花はアヤメ、それを取り巻く葉っぱは細長く、よく目にするアヤメの葉と姿が違う。 通常アヤメや菖蒲は初夏の頃から花が咲き始め、秋には枯れてしまうので、この時期だと青い葉はすっかり枯れて仕舞っている筈です。

晩秋は平年より気温の高い日が続いたので、若しかしたら狂い咲きかなあと・・・・首を傾げながら帰宅して調べました。そして正体が判明、この草花はアルジェリアから移入されたもので、昭和歌謡「カスバの女」歌詞に因んで「地の果てのアイリス」と呼ばれるそうで、厳寒の時期に咲くので和名は「寒咲き菖蒲」と、呼ばれているそうです。

現地では地中海沿岸域の岩場や丘陵地に自生する常緑性の多年草、冬の寒い時期に花をつける珍しいアヤメで、一般的なアヤメと違って、花は葉っぱより低い位置で咲くそうです。

この様なアヤメの存在は、今日まで知らず、思いもよらぬ新しい発見となりました。

山仲春男

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