今日の散歩道(2022/10/08)~都会の稲田

今日は天候回復、久々に青空が広がり、昨日の様な寒さからは解放されました。

市街地の中心に僅かに残った稲田が収穫の時期を迎えています、先のお彼岸の墓参で奈良の生家に立ち寄った時に、早生種のキヌヒカリは既に収穫は終了、それから2週間経過してるので、これは晩成種の一つなのでしょう。

私が吹田市に住み始めた昭和50年代初頭は、周辺にパッチワークの様に稲田が有って、田植え直後は寝ているとカエルの鳴き声が煩いほど聞こえたものです。

その後、年を追ってマンションや戸建て住宅が立ち並び、吹田市の中心街では、殆ど姿を消して仕舞いました。

その中でこの稲田は数少ない存在、おそらく長年に亘る農家の高齢者が自分の代限りと覚悟して耕作を続けているのでしょう。 稲田の奥はパナソニックが所有していた広大な工場用地を開発、吹田市とパナソニックが推進するサスティナブル・スマートタウン(通称 吹田SST)として昨年開業したばかり。 多世代居住型で、稲田奥に見えるのはマンション、其の背後には大型ショッピングモール、コミュニティセンター、老人施設、医療施設ETC。

自分の様な田舎育ちの者にとっては、この様な稲田は目にするだけで癒しになります、出来るだけ長くこの景色が続けば良いのになあと願っています。

 

山仲春男

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