今日の散歩道(2025/01/16):茶樹

お茶は、ツバキ科ツバキ属の樹木で、サザンカや椿と同じ仲間です。

茶樹の学名は、Camellia sinensis,これには中国種とアッサム種の2種が有り、日本の緑茶は中国種が大半で、その中で「やぶきた種」が9割位を占めています。遣唐使メンバーの最澄が、804年に「薬用として」中国から持ち帰ったのが、最初と伝わっています。 その種子を栽培したのは、鳥獣戯画で知られる京都・高山寺の一隅で、そこには「日本最初の茶園」との苔むした石碑が建っています。

「飲用として」は、1191年 禅僧の栄西が持ち帰った種子が起点となり、以降急速に栽培面積が拡大した様です。茶樹は自然界では2m以上に育ちますが、茶畑では管理作業がしやすい様に、低く整えられています。茶の花開花は晩秋から冬期に掛けて、稔った種子は「カメリア油」搾るのに使われます。

私の郷里では、水田の土手に茶樹を植え付けている農家が多く、茶樹の根張りで土が引き締まり土手の崩れを防止するのと、自家用の茶葉の確保が目的でした。 八十八夜の頃、若芽を摘み、セイロで蒸し、筵で干して年間使用量を生産貯蔵、使う分量をその都度炒って、その時周辺に漂う何とも香ばしい記憶は、心の中に残っていますが、時を経て、最早その様な作業をしている人は居ないのでしょうね。

 

山仲春男

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