今日の散歩道(2024/12/19):ヒイラギ(柊)

寒気を通して、民家の庭から微かな芳香が漂ってきます、少し甘さを感じるその香は、モクセイの香に似ているのは、この樹がモクセイ科モクセイ属のうちの一種だからでしょうか。

日本原産のこの樹は、関東以西の山地に自生し、トゲ状の鋸歯を持つ葉が特徴で、邪気を払う縁起木として、生垣や庭木に良く植えられています。 葉の鋭いトゲは若木のうちに動物に食べられるのを防ぐ為の防御手段と考えられ、一定の樹齢に達すると,トゲは次第に少なく成り、やがて丸い形の葉に成ります。 「歳をとると、丸くなる」との諺は、この姿に由来すると言われています。

私の郷里では、節分にブツ切りしたイワシの頭をススキの茎に突き刺した物と、ヒイラギの小枝をセットで、総ての出入り口に飾る風習があります。子供の頃に由来を聞いたら、侵入しようとする邪鬼が、ヒイラギの棘が目に刺さるのを恐れ、イワシの頭の腐敗臭に驚いて、侵入を諦めて逃げ去るからとの事でした。

 

山仲春男

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です