今日の散歩道(2024/10/06):紀伊半島南部秘境の固有種(キイジョウロウホトトギス)


兼ねてから、現物を一度目にしたいと思っていました、秋のこの時期、毎年の様にNHKのローカルニュースで開花が紹介されていますが、大阪からは距離が有り、しかも奥深い山中なので、今迄その機会が無かったのですが、遂に目にする事が出来ました。
日本には、10種ほどのホトトギスと呼ばれる植物が自生しています。その中で「ジョウロウホトトギス」は、牧野富太郎が高知の山中で発見した種で、四国と九州の山域の一部に自生しています。
一方で「キイジョウロウホトトギス」は、「紀伊半島南部の限られた山間部のごく一部だけ」に自生する植物で、絶滅危惧種に指定されている、ごく希少な、ユリ科多年草の植物です。 人が足を踏み入れられない、険しい崖から垂れ下がる黄色い釣り鐘状の花を、鈴なりに咲かせる姿は、大変美しく優雅なものです。
和歌山の古座川源流 奈良県の十津川には、「滅多に見れない花を、一目見たいと」多くのマニアが訪れるそうです。 キイジョウロウホトトギスの名前の由来は「紀伊半島の高貴な貴婦人」を意味するそうです。
たまたまその希少な植物が、六甲山高山植物で、試験栽培されているとの情報を得て、問い合わせたところ、余程問合せが多いのか、会話を始めた途端に「今が一番の見頃ですよ」と係り員の、返事があり、時期を逃すと花期が終わって仕舞うので、ぐずついた天候を顧みずに出掛け、やっと念願が叶った次第です。
山仲春男

