今日の散歩道(2024/09/14):ケイヌビエ(毛犬稗)

夜明け直後のウォーキング、吹田市では少なく成った水田横を通りがかった時、これが目に入りました。

穂が出る前の稲田で黒っぽい穂を、高く伸ばしているのが、「ケイヌビエ」です。

これはイネ科ヒエ属のイヌビエの変種、日本の在来種で世界の温帯にも広く分布、花穂が黒い毛で覆われ、「食用にならないヒエ」との意味で名付けられたものです。

田植えの後、幼苗が根付いた頃に、水田は除草剤を使います、薬剤は油性のもので、水面に薄い皮膜をはり、育ち始めの雑草をいわば外気と遮断して、枯れ死させ除草するのですが(薬剤はその後、水を入れ替えて処理)、大体の雑草は、この作業で除草できますが、このケイヌビエには効果がありません。

ケイヌビエは、幼苗の頃に茎が赤色を帯びるので、イネとの区別が出来、昔は膝ぐらい迄に稲が育った頃に、改めて手作業での除草をしていましたが、近年はそのようなキツイ作業をする農家は有りません。除草を逃れたものは、稲よりも早く穂を伸ばしてくるので目視で抜き取り作業をしていましたが、今の農家は人手不足。 兎も角、ケイヌビエは水田に蔓延り、稲の生育を悪くする「水田の強害草」です。

久し振りに稲田を目にして、田園地帯の中で過ごした子供時代の想いに浸りました。

 

山仲春男

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