今日の散歩道(2024/12/03):カルーナ(ヒース)

草丈が低く地面を這う様に拡がって小枝を密生、冬咲きの「カルーナ」が、花の季節に成りました。

秋から冬に掛けて可愛らしい小さな花が密に咲いて株全体を覆いつくし、寒さと霜にあたると色鮮やかになります。カルーナはエリカの近縁植物で、ヒースとも呼ばれる常緑低木でツツジ科に属し、北欧の寒冷地では馴染みが深く、グランドカバーとして利用され、この小枝を集めて箒として使われており、それがカルーナ(掃くと言う意味)の名前の由来です。 イギリスではこれが炭化して泥炭(ピート)と成ったものが、スコッチウイスキー作りに不可欠で、このスモーキーな香は欠かせません。麦芽を乾燥させる際に、ピートを使用する事で着く独特の煙の様な香り(スモーキーフレーバーと称す)がスコッチの特徴です。

寒冷地育ちの為に寒さに強く、戸外で冬越しが可能ですが、逆に夏の高温多湿に弱いので、切り戻して半日陰の場所で管理する必要があります。

 

山仲春男

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